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■東日本大震災 津波被災地見聞録 其之参
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□岩手県下閉伊郡岩泉町(平成二十三年五月一日・十月十日訪問)


日本三大鍾乳洞の一つ、「龍泉洞」で有名な岩泉。
龍泉洞は海岸から十五キロほど離れた山中にあり、当然ながら津波被害は全くない。
こちらはゴールデンウィークから営業を開始しており、筆者も営業開始直後に訪れた。

龍泉洞は特に観光に支障はないのだが、目玉である地底湖が、多少白く濁っている。
元を知らないので十分に透明なように見えるが、本来はもっと澄んで真っ青に見えるようだ(その色彩は「ドラゴンブルー」と呼ばれている)。


岩泉の中心部も、龍泉洞の近くにあり、海から離れていて標高もかなりあるので、津波被害は全くなく、地震自体の影響もさほどなくて、ゴールデンウィークには日常生活が営まれていた。
位置ゲー「コロプラ」の提携店「早野商店」なども特に問題なく営業していた。

 早野商店の人によると、岩泉町は海に接する部分が少なく、被害はあまりないが、沿岸の小本という集落は壊滅的な被害を受けたと聞いた。
 ゴールデンウィークには訪れなかったのだが、秋に改めて小本を通過したときには、巨大な水門(高さ十二メートル)が破壊されているらしいことが分かった。

 その水門の近くに、屋根に大きな温泉マークが描かれた小本温泉の建物があって、無事に見えたのだが、後で調べたところによると、津波は水門に当たって巨大な水柱を立て、乗り越えて集落に被害をもらたし、小本温泉も一階部分はまるでダメになったらしい。
 道路から見えたのは屋根だけだったので、一見無事なように見えただけだったようだ。

なおJR岩泉線は今も運行を停止しているが、これは沿岸を走る路線ではないため津波の被害によるものではない。
では地震自体のせいかというと、その被害もないことはないのだろうが、実は前年の土砂崩れ以降、運行を中止したままなのである。

岩泉線が震災復興の一環で復旧されるのか、それとも元々赤字路線であることを理由に沿岸の路線と一緒に見捨てられるのか……。


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