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紅葉紀行
其之五、初夏の鬼無里 ハ、木曽義仲の文珠堂
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 内裏屋敷の上流、土倉には、木曽義仲の守護仏・文珠菩薩(鬼無里には文「殊」ではなく「珠」と伝わってきた。通常「文殊」と綴る)を祀る文珠堂がある。

文珠堂の入口。この碑の「殊」は、この場合誤字というべきか?

文珠堂の案内板。「珠」の字に注目。義仲が進軍の際に村人に預けていった文殊菩薩を祀ったという由来が書かれている。また義仲の子が父の供養をしたのが始まりとも伝えられる。ここは地元では日本三大文珠(他は京都 の切戸文殊、陸奥の亀岡文殊)といわれる。

これが文珠堂。村の民俗資料館の係員の話では、周辺から夥しい古い刀剣類が出土したという。ただし江戸時代か何かの話で、お上に見つかると大事になるのでうやむやにしてしまったとか。なお、文珠菩薩像は松巖寺の紅葉の地蔵菩薩と同じく伝・弘法大師作。

文珠堂に隣接する朝日神社。祭神は天思兼命(あめのおもいかねのみこと)と木曽義仲公。天思兼命は戸隠神社の祭神の一柱であり、関係があるのではないかといわれている。なお思兼命の本地仏は文珠菩薩ではなく虚空蔵菩薩とされているので、神仏習合、分離による祭神ではないだろう。

土倉からさらに上流に遡ると奥裾花渓谷。巨岩と絶壁が連なる景勝地で、紅葉(こうよう)の名所でもある。

文珠堂への案内
 内裏屋敷の前を通る県道四三五号小佐出西京線を、内裏屋敷から四キロほど北上、土倉バス停のあたりで右折し横道に入る(県道に案内板がある)。横道に入ってすぐ、裾花川を渡り、急斜面を登ったところに文珠堂がある。


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木曽義仲の文珠堂(土倉文殊堂)の場所は左の地図の通り。



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