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紅葉紀行
其之六、秋の戸隠 ヘ、紅葉(こうよう)の戸隠高原
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 戸隠は信州でも屈指の紅葉の名所。シーズンには多くの人が訪れる。ここではその中でも特に有名な場所や風景を紹介する。ただし撮影した平成十六年は紅葉の時期が遅く、また台風の影響などもあって例年ほど見事ではない。

戸隠高原の手前、飯綱高原より飯綱山を望む。

戸隠高原の鏡池。背後の峻険な山並みは戸隠連山。

戸隠神社奥社参道。この写真の紅葉の並木の奥にある杉並木も有名。

戸隠神社奥社随神門。

戸隠神社奥社社殿。創建は第八代孝元天皇五年(西暦に換算すると、一応紀元前二一〇年)。

奥社の解説板。祭神は天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)。天照大神が天の岩戸に隠れた際、その岩戸を開いた怪力の神で、その岩戸が地上に落ちて出来たのが戸隠山であるという。「戸隠」という地名もこの神話に由来している。

奥社の左隣に鎮座する九頭竜社(くずりゅうしゃ)。祭神は九頭竜大神で、水神、雨乞いの神。奥社が創建される以前から鎮座していた戸隠の地主神である。なお九頭竜とは、本来中国の風水思想で大地の気の流れである竜脈を司る神、あるいは竜脈そのものとも考えられている存在である。大いなる大地の神とでもいったところか。

九頭竜社の解説板。九頭竜については上に書いた通りだが、紅葉伝説考でも書いたように、日本では九頭竜を祀る神社というのは、土蜘蛛の別称でもある反朝廷的な土着民「クズ」の神を祀ったものである可能性があり、彼らの根拠地を示す可能性もある。鬼女紅葉の他にも様々な鬼や妖魔が跋扈する「魔界」であったとされる戸隠ならば、そうした可能性は大いにある。ましてこの場合戸隠神社創建以前の土着神ということであるから、外来の中国の神ということはないだろう。おそらくは「クズ」の神であったに違いない。

奥社より飯綱山を望む。

奥社より戸隠連山を望む。峻険な絶壁の続く山並みが岩戸を連想させる。

戸隠山山頂の拡大写真。



戸隠への案内
 北信屈指の観光地・戸隠高原へ至る道はいくつもあるが、善光寺の北から浅川ループライン(県道506号戸隠高原浅川線)を使うのが一般的で、最も走りやすい。飯綱高原を抜け、県道76号長野戸隠線、県道36号信濃信州新線と合流したあたりが宝光社。戸隠神社は主に奥社・中社・宝光社から成るが、旅館やそば屋などの店舗は中社と宝光社の周辺に集まっている。宝光社から北上すると中社、さらに北上すると奥社となる。宝光社と中社は駐車場から至近の距離だが、奥社は駐車場より三十分ほど参道を歩くことになる。
 鏡池へは、上に書いたように中社から歩いていくこともできるが、宝光社・中社から直接自動車でアクセスすることもできる。道は細いが、観光バスなども走るので運転に支障があるほどではないだろう。ただし紅葉(こうよう)の時期は混雑する。


大きな地図で見る
戸隠高原の場所は左の地図の通り。ここで紹介したそれぞれの詳細な場所については、上の案内を参照。



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