狭山田女:ここは……竹薮?何だか荒れ果ててるように見えるけど。
狭山田女:おおっ、本当に古墳だ。え~と、弥生時代の住居跡もあったんだね。それから、この「三号墳」には二つの石室があったんだ。勾玉や鉄器なんかも一緒に見つかったんだね。
狭山田女:一号石室から女性一人・男性一人、二号石室から女性二人・男性一人。女の人の方が多いね。姉弟で葬ったって書いてある。
狭山田女:今は石室くらいしか残ってなくて、外からこうして見ても古墳だか何だか分からないけど、風土記と伝説、発掘調査を合わせて考えると、ちょっと寒気すらしてくるよ。あたし達の故郷も、風土記に書かれてるし、「山田」って地名や、ヨドヒメ様の神社や伝説、それに巨石も残ってるけど……それに負けない場所だね、ここは。
大山田女:そうですね。このように標柱も折れ曲がったままで、荒れ果てた感が否めないのは、少し悲しいですが。
狭山田女:確かに、この岩だけじゃ、何とも言えないや。|
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狭山田女:まあ、それはしょうがないか。これで五馬媛さんに関する場所は終わりかな? 大山田女:実はもう一ヶ所、若干関係した場所がありますので、行ってみましょう。宇土古墳群への行き方は、左の地図を参照して下さい。 |