狭山田女:どこかの神社の入口だね。
狭山田女:この宇津という集落の、産土神(うぶすながみ)様かな。
狭山田女:こっち?何だか頼りない感じの、鉄板の橋があるよ。
狭山田女:祠の中に石の塔があるよ。注連縄や御幣もあるから、神様だね。
狭山田女:注連縄や御幣もあるけど、石の塔には梵字が刻まれてる。
大山田女:こちらにこうやの宮で氏子の方に頂いた、周辺史跡の案内パンフレットがあります。ほとんどの内容は既に話しましたが、「黒崎から宇津に至る」と書いてありますね。黒崎と言うのは、ここから南西に五キロほど、みやま市と大牟田市の境界部になります。今は周囲は干拓地になっていますけども、かつては完全に海岸でした。
大山田女:まさに「浮島の女神」ですね。さて、案内によると、塚の右の、この地蔵尊が大地主神を祭っているとのことです。
大山田女:さて、この姫の塚の案内には、パンフレットにも書いていない、興味深い事が書かれていますね。後半の、割とはっきり読めるところにそれが書いてあります。
狭山田女:うう~ん、そうか。似てるけど、やっぱり違うんだね。ん、ここは塚の裏かな。確かに川に囲まれてるね。
狭山田女:こっちはそれなりに大きな川だね。
狭山田女:こっちは山が見えるから上流かな。
狭山田女:「よどひめさん」って書いてある!!これって、あたし達の神様、ヨドヒメ様と同じ?!|
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狭山田女:ヨドヒメ様を祭ってるとなると、何だか親しみが湧いてくるなあ。 大山田女:そうですね。邪馬台国だと言われたり、巨石遺構があったり、七支刀を持つ神像が祭られていたりと、不思議な場所ですが、私達と無関係の土地でもなさそうですね。 狭山田女:何たって、あたし達と同じ「土蜘蛛」がいたって場所だからね。田油津媛さんも、あたし達の遠い親戚なのかもしれないね。宇津良姫塚への行き方は、左の地図を参照してね。 |