狭山田女:女山を降りて、平地に戻ってきたね。山からも、結構遠ざかったよ。
狭山田女:割と新しい建物だね。最近建て直したのかな。
大山田女:そしてこちらが、神社の中です。
狭山田女:この像?何だか大陸の人ぽい格好だね……手に何か持ってるよ。これは……枝?いや剣かな?変わった形だね。
狭山田女:えっ、大和の神社のご神体?
狭山田女:つまり、この像の信仰も、物部氏が活躍していたような、古代まで遡るって事か……。
狭山田女:日本書紀にも出て来るんだ。百済からの贈り物かあ。それでこの像も大陸風の格好なのかなあ。
大山田女:ええ、もしかしたら田油津媛さんと七支刀には何か関係があるのかもしれませんね。例えば、田油津媛さんの討伐に、物部氏が関わっていたとか。軍事氏族としては不思議な事ではありませんね。
狭山田女:なるほど……その神事のシンボルが、七支刀だったのかもしれないね。あとはもしかしたら、もっと直接、元々田油津媛さんと物部氏に何か関係があったとか。
狭山田女:これは七支刀の模型?
狭山田女:他の神様の像も見てみよう。この像が真ん中にあって一番大きいから、中心の神様だね。冠を被って、笏を持って……お公家さんみたいだな。
大山田女:中心の公家のような像の次に上位にあるのは、右から二番目のこの像です。その次、三番目の位にあるのが、七支刀を持つ像ですね。
狭山田女:一番右のこの像は、第四位の神様か。ちょっとよく分からないけど……老人の神様かな。
狭山田女:最後のこの神様は?赤い肌で半分裸で、頭に皿が載ってる。頭に皿って事は……もしかして河童?|
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大山田女:本当にそうですね。この場を借りてお礼を申し上げます。 狭山田女:ありがとうございました。 大山田女:さて、先程「水辺」という事を言いましたが、そうした伝承を伝える場所が、この近くにあります。しかも、それが土蜘蛛と少し関係あるのです。 狭山田女:それは気になるね。次はそこへ行こう。こうやの宮への行き方は、左の地図を参照してね。 |