狭山田女:着くのが遅くて、暗くなって来ちゃったね。ここはどこかな?
狭山田女:これで「みるかし」って読むんだ。凄いね。今も海松橿ちゃんの名前が残ってるんだ。
大山田女:唐津は、南の山々が北の海岸線近くまで迫っている場所です。この見借という土地は、南の山から北の海へ流れる佐志川(さしがわ)が作った谷になっているのです。
狭山田女:見借庚申様前(みるかしこうしんさままえ)ってバス停があるよ。
狭山田女:これがその「庚申様」を祭る神社だね。
狭山田女:神社からは、見借の谷がよく見渡せるねえ。
狭山田女:すると、海松橿ちゃんの時代にも聖域だったのかもしれないね。
狭山田女:本当だ。ここに書いてある。正確には猿田彦神社って言うんだ。
大山田女:それに、元々この神社は近くの別の場所にあって、先程の案内にあった「創建」のときにここへ移動したようですが、神社の移動先も、どこでも良いという訳ではなく、出来る限り神聖な場所を選ぶものです。
狭山田女:おや、本殿の下に何か置いてあるよ。|
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大山田女:もう真っ暗になってしまいましたし、そろそろ帰りましょうか。
狭山田女:そうだね。見借への行き方は、左の地図を参照してね。海松橿ちゃん、バイバイ。 |