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紅葉紀行
其之二、柵の里 ロ、鬼の塚
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 大昌寺の近くに紅葉の墓といわれる「鬼の塚」がある。

道沿いに建つ鬼の塚の案内板。維茂は紅葉を討った後、その首があまりに重くて都に持ち帰ることができず、また村人の紅葉を哀れむ気持ちを汲んで、ここにその首を葬ったという。塚はこの案内板から小高い丘を登った場所にある。

鬼の塚入り口に建つ鳥居。奥には墓しかないのに鳥居とは奇妙な感じだが、神聖な場所とされているのが分かる。

ひっそりと佇む五輪塔が鬼の塚。古びた賽銭箱が備えられていた。

この紅葉の五輪塔の奥にいくつかの五輪塔が固まって建てられているが、由来は分からなかった。紅葉の配下のものだろうか。

柵の里に鎮座する十二社。維茂が紅葉討伐の折に停泊した場所で、維茂が祀られ、維茂の植えたという木も残る。ここにお参りすると男子は維茂の如くたくましく、女子は紅葉のように美しく育つという。大昌寺の恩讐合祀の位牌もそうだが、紅葉・維茂の双方に敬意を抱いているのがこの里の特徴のようだ。この他にも周辺には紅葉伝説にまつわる場所が数多くある。

柵の里から臨む飯綱山。柵の里は、観光地化のされていない、いかにも信州の山里といった趣のある場所である。



柵の里への案内
 紅葉の岩屋から紅葉稲荷神社を下ってくれば柵の里に着く。しかし、谷あいとはいえ集落内は結構家が建っていて、道も入り組んでいて分かりにくい。バスが走っている道(といってもセンターラインもない道だが)から大昌寺も鬼の塚も案内板を確認できるので、バス停を目印に進んで行くのもいいだろう。迷ったら地元の人に聞くという方法もある。
 荒倉山から降りてくるほか、柵の里へのアクセス方法は様々にあるが、一番分かりやすいのは長野市から鬼無里へ向かう国道四〇六号からだろう。長野市から戸隠村に入ってしばらく進んだところにある、参宮橋入口のバス停近くの道を右に入る。しばらく進んで綾織橋バス停付近を左に進みしばらく道なり、変電所近くの桜道バス停付近を左に。農協やガソリンスタンド、柵小学校のある交差点を左に折れず、直進するとやがて鬼の塚や大昌寺に着く。
 荒倉山ほどではないが、柵の里へ至る道も、国道四〇六号を含め基本的にセンターラインのない狭い山道で、急カーブと急勾配が続くので、山道運転の経験がないときついかもしれない。またそれなりに方向感覚も必要である。そうでなければカーナビか県別地図くらいは欲しい。
 柵の里はバスで訪れることもできる。詳細は戸隠村観光課などに聞いて欲しい。荒倉山の麓へ行くバスと同じ路線なので、本数は少ないだろう。大昌寺へは大昌寺入口、荒倉山へは今井入口で下車。


大きな地図で見る
鬼の塚の場所は左の地図の通り。また、後日再訪した様子はこちら(このページでは掲載していない郎党の墓の写真有)。



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