紅葉紀行
其之八、春の戸隠 さらなる紅葉紀行 イ、鬼の塚 呉葉門へ戻る
これまで紹介してきた他にも、紅葉関連の伝承地は数多くある。雪が融け切ったばかりの平成十七年の五月、特に旧戸隠村(現長野市)の伝承地を改めて訪ねてみた。まずは前回若干取材の足りなかった紅葉の墓「鬼の塚」から。
鬼の塚入口。こうした案内表示があるので、昼であればまず見落とすことはない。
塚の入口から少し北上した場所にある案内板。自動車の場合、この案内板の前あたりが良い駐車スペースとなっている。
ちなみに案内板に「名刀鬼切丸」とあるが、「太平記」では紅葉が愛したという源経基の子、満仲がこの刀を使って戸隠で鬼退治をしたとある。ただし「太平記」には「紅葉」の名はない。
鬼の塚の参道に建つ朱塗りの鳥居。
鬼の塚全景。手前の大きな五輪塔が鬼女紅葉の墓。奥にまとまって建つ小さな五輪塔は郎党のものといわれる。さらに奥には、地元の方の現代的な墓所がある。場所が場所だけに、紅葉と全く無縁とは思えないのだが……。
紅葉の墓。以前墓の前にあった朱色の賽銭箱は、横によけられていた。
郎党の墓といわれる五輪塔群。結構な数だ。
千年の刻を越え、紅葉様、鬼の塚より復活!! 鬼の塚での紅葉様の写真は、
「内裏屋敷」にて公開。
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鬼の塚の場所は左の地図の通り。また、以前訪問した様子はこちら。
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