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紅葉紀行
其之九、別所温泉 イ、北向観音(上)
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 平維茂が紅葉退治の際、その成功を祈って参籠し、満願の日に「降魔の利剣」を授かったという北向観音が、今も上田市・別所温泉に残る。
 北向観音は天台宗の寺院であり、天長二年(八二五年)、慈覚大師円仁の開山。安和二年(九六九、紅葉退治の年)、平維茂が堂宇を修理、増築したという。「北向」というのは観音堂が北向に建てられているためで、本尊である観世音菩薩の「北斗七星が世界のよりどころとなっているように、私も民衆のよりどころとなって救済を行う」というお告げによるものだという。南向きに建てられている善光寺が「未来往生」を願う場であるのに対し、北向観音は「現世利益」を願う場で、善光寺に参詣したら北向観音にも参拝しないと「片参り」になり願い事が叶わないという。

北向観音参道入口。間に湯川があるため、一旦石段を降りて再び上るようになっている。

参道から湯川を望む。温泉が注ぎ込む川である。

湯川沿いに建つ「慈覚大師の湯」の飲泉塔。別所温泉のあちこちにこうした飲泉塔が建っている。

参道沿いには様々な土産物屋や食事処が並ぶ。

北向観音はこうした高い石垣の上に建っている。

北向観音の手水。

北向観音の手水は、別所温泉の源泉が引いてある。

手水には、このような温泉分析書まで掲げてある。

観音堂。本尊は千手観世音菩薩。

斜めから見た観音堂。

観音堂前の由緒書き。



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