狭山田女:一気に麓まで降りてきたよ。これが水門の案内か。
狭山田女:わあっ、凄い!本当に谷間に石を積んで水門にしてあるんだ!
狭山田女:水を抜かないと、内側に水が溜まっちゃうし、雨が降ったら石が崩れちゃうもんね。それにしても、この水門って、山頂の石の壁からずっとつながって来てるんでしょう。ここまでして途切れないように壁を作るってのは、確かに山城って感じがする。聖地ってだけじゃ、ここまではやらないよね。
大山田女:そうですね。ここまで高度な設備を有していて、軍事目的が皆無と言うのも、また不自然ですからね。
大山田女:もう一つの原型を留めている水門・粥餅谷水門は、この鳥居の奥です。
狭山田女:おっ、こっちはしっかり水が流れてる沢の上に建ってる。まさに水門だね。でも谷の規模がさっきよりはちょっと小さいかな。
狭山田女:なるほど。でもその分、こうやって上から見られるね。さっきのところは、ちょっと水門の上に立つのは難しかったからなあ。
狭山田女:そりゃあそうだろうね。じゃないとわざわざ苦労して谷を塞ぐ意味がないからね。
狭山田女:いやあでも、こうやって見ると、やっぱりこっちの水門も凄いね。
狭山田女:こっちの水路は、ジャブジャブ水が流れ出してるね。水門としての役割も、まだしっかり果たしてるんだ。凄いなあ。
狭山田女:神社にもお参りしておこうか。ここも何か神籠石と関係あるのかな?
狭山田女:へええ、山の中に……やっぱり女山は古くから聖地だったのかな。
狭山田女:えっ!磐座に遺跡まで!じゃあ奥の神社にもお参りしようよ。|
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大山田女:山門という土地には、「古代には何かあったのではないか」と思わせるだけのものがいくつもありますね。次は、これまで見て来たものとはまた違った形の「古代の遺産」を見てみましょう。女山神籠石への行き方は、左の地図を参照して下さい。女山へは、麓から遊歩道を歩いて登って行く事もできますし、展望台の近くまで車で行く事もできます。水門は遊歩道とは全く別の場所になります。詳しくは掲載した案内板のマップを参照するか、みやま市役所等へお尋ね下さい。 |