狭山田女:さあ、あたし達のふるさと、山田の里に帰ってきたよ!
大山田女:こちらは下流側ですね。数キロ先は佐賀市街です。嘉瀬川は、風土記には佐嘉(さか)川と書いてあります。そしてこの辺りはかつて「佐嘉郡」でした。最近まで「佐賀郡」でしたし。
大山田女:私達を「賢し女(さかしめ、賢い女の意)」だと大荒田が言い、それが「佐嘉」という郡名になったと風土記にはあります。今の「佐賀」という地名のルーツですね。こちらは嘉瀬川の堤防から東山田を眺めたところ。現代の山田の里の風景です。
大山田女:ここは東山田の、立石交差点付近です。東山田は大字として残っていますが、この右側、北になりますけど、一キロくらいのところに、西山田という小字も残っています。
大山田女:この県道の標識には、しっかり東山田と書いてあります。
大山田女:この鳥居は、與止日女(よどひめ)神社のものです。
狭山田女:あっ、青鷺だ。でも、なんだか苦しそう。|
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狭山田女:ハハハ。鷺は首が長いからね。でもこの鷺、もう飛べないかもしれないね。 大山田女:そうですね。しかし、悲しいですが、どうしようもないことですからね。では次は、ヨドヒメ様の神殿、與止日女神社に参りましょう。 狭山田女:うん、東山田への行き方は、左の地図を参照してね。鷺がまた飛べるようになるといいけど……。 |