狭山田女:ヨドヒメ様、帰ってまいりました!
大山田女:これは嘉瀬川です。こちらが上流方向。左の川べりの森が與止日女神社で、奥の山が神体山、金敷城山(かなしきしろやま)ですね。
大山田女:與止日女神社の別名も河上神社ですし、地名も川上で、川と縁が深い事が今でもよく分かります。こちらが下流方向。上流方向と合わせて見ると、現代でも、與止日女神社が、川が山から平地に出る場所に鎮座されているのが分かりますね。
大山田女:それでは、お参りしますよ。
大山田女:これは樹齢千四百年の大楠です。
大山田女:こちらに御由緒が。後の伝承によって、ヨドヒメ様は神宮皇后の妹とされていますが、それでも海神としての属性は忘れ去られず、豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)という言い伝えも残りました。
狭山田女:金精様(コンセイサマ)か。ヨドヒメ様は子宝の神様でもあったからね。もしかしたらあたし達が昔拝んでたのと同じのかもしれないね。
大山田女:……。
大山田女:こちらが與止日女神社の御社殿。手前が拝殿、奥が本殿ですね。
狭山田女:ここは拝殿の中だね。「火国鎮守」っていう額が真ん中に掛けてある。
大山田女:こちらは御社殿を後ろから見たところです。
狭山田女:ここは御社殿の後ろだね。あたしはこういう石の祠が結構好きなんだ。
大山田女:神社の右奥からも嘉瀬川が見えます。赤い橋は、官人橋です。|
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狭山田女:さて、次はいよいよヨドヒメ様の宿られる磐座かな。 大山田女:はい。與止日女神社への行き方は、左の地図を参照して下さいね。 |