狭山田女:こちらは、今は屏風石(びょうぶいし)という名が付いています。
大山田女:屏風石を横から見ると、このような感じですね。確かに屏風のように、薄く、広く、高くなっていますね。
狭山田女:さあ、来たよっ!あたしはこの石が一番好きなんだけどね。
狭山田女:やっぱりこの天に向かってそびえる姿はカッコイイよね。昔はよくあそこまで登ったりしたんだけど。
狭山田女:烏帽子石の下の、空洞も健在だね。
大山田女:御座石(ございし)です。神様がここにお座りになって、佐賀平野を眺めた石で、また悟りを開くための場所とも言われています……。
狭山田女:さ、さあ、次の石は。天神石(てんじんいし)か。菅原道真公を祭った、学問の神様と書いてあるけど……。
狭山田女:この石も大きくて頼りがいがあって好きかな。雄神石(おがみいし)。男子としての面目を立たせるように強気をくじき弱きを助け、仁義を重んじるように指導した神様。う~ん、本質的な意味は残ってるかな。男子としての面目を立たせる、って言い回しが気になるけど……あれ、大山田ちゃんが先に行っちゃった。ま、待ってよぉ~。
大山田女:……神籠石(こうごいし)、一般的には神籠石というと、九州に多い古代の石垣のようなものを言うのですが、ここでは神様を守る石と言われています。
大山田女:ここは、今は「天の岩戸」と呼ばれています。
狭山田女:ここからお日様を拝んでいこう。
大山田女:こちらは「岩戸」を潜り抜けた反対側ですね。
大山田女:蛙に似ているので蛙石(かえるいし)。八十年くらい前に、村の人が三夜続けて見た夢の中で、弘法大師のお告げを受け、昔、弘法大師を祭った岩だと分かったそうです。それからお参りに来る人が絶えないそうですが……。今も、岩の下に、お供えがありますね。なお、地元では、佐賀弁で「コウジンドック」とも言うそうです。|
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狭山田女:本当にそうだね。ここは神様のいらっしゃる場所で、お祭りの場所だからね。さて、次は? 大山田女:そうですね、ちょっとこの山の麓を散策しましょうか。ヨドヒメ様の磐座のある金敷城山、肥前大和巨石パークへの行き方は、左の地図を参照して下さいね。 |